朝起きると気持ち悪い〜。
そういえば昨日、お酒を飲みすぎた。
飲み会や宴会で、そのつもりがなくてもついつい飲みすぎてしまうことありますよね。
次の日、気分が悪いのは二日酔いのせいかもしれません。気分が悪くて、仕事や家事をするのがつらすぎる。どうしても人と会う約束がある。
こんな気分で1日をムダにしたくない!そんな人に、早く二日酔いを治す方法をお伝えします。
こんな人に特にオススメのコラムです。
- とにかく早く二日酔いを解消したい
- 薬に頼らず、水分を摂ってアルコールを身体から出したい
- 二日酔いになりにくい飲み方を知りたい
1,二日酔いで身体の水分はカラカラ

まずは、あなたが二日酔いかどうかを確認しましょう。二日酔いなら脱水状態なので、水分をとることが大切になります。
1-1,二日酔いの症状
お酒を飲みすぎた次の日、こんな症状があるなら二日酔いです。
- ズキズキした頭の痛み
- 吐き気
- 口の渇き
- 胸やけ
- 全身のだるさ
1-2,お酒を飲むと身体の水分がカラカラになる理由
お酒は液体なので水分をとっていると思いがちです。しかしお酒の性質上、飲めば飲むほど身体の水分が失われていくのです。
1-2-1,アルコールでトイレが近くなる
アルコールには利尿作用があります。例えば、ビール1ℓを飲むと、1.1ℓの水分を失います。飲んだお酒の量以上に、尿として水分が出ていってしまうということです。トイレが近くなるなのはこの作用によります。
1-2-2,アルコールを分解するのに水分を使う
飲んだアルコールを肝臓で分解するのにも水分が必要になります。ここでも体内の水分が失われてします。
つまり、お酒を飲むと尿として水分を排出し、かつアルコールの分解にも水分を使い、脱水状態になりやすくなります。二日酔いの時に口が渇くは、身体が水分を欲している証拠です。
2,二日酔いを早く治す水分のとり方

二日酔いを早く治すには、水分を効率的に吸収するのがポイントです。身体が水分を取り戻すと、血液の循環が良くなります。肝臓は働きやすい状態になり、アルコールの分解が進みます。
2-1,効果的な水分のとり方
身体が脱水状態にあるからといって、水分を一度にガブガブ飲んでも身体は吸収できません。腸が一度に吸収できる水分量はコップ一杯分(140〜170ml)です。
飲む量はコップ一杯にして、飲む回数を増やしましょう。
2-2,効果的な飲み物の種類
2-2-1,スポーツドリンク
水分と一緒に糖分と塩分をとれるスポーツドリンクがオススメです。
まず、アルコールを分解するには水以外に糖分が必要になります。アルコールの分解は肝臓で行なっており、肝臓に蓄えた糖分を使用するためです。
また飲酒により胃が荒れた状態になっています。少し塩分をとることで胃への負担が減らせ、スムーズに飲むことができます。
2-2-2,経口補水液
気分が悪くなって吐いてしまった人には、経口補水液がオススメです。吐くと、多くの体液とともに電解質(ナトリウムやカリウム)も急激に失われます。
スポーツドリンクより電解質が多く含まれていますので、水分だけでなく栄養分も補えます。薬局などで買うことができます。
ただし、電解質が多く含まれているため、高血圧や糖尿病、腎臓に疾患がある方は飲みすぎに注意して下さい。
2-2-3,水(塩分と糖分を加えたもの)
二日酔いの時には、水だけを飲むより、塩分と糖分を一緒にとる方が効果的です。
もしスポーツドリンクや経口補水液が手元にない場合、水に砂糖と塩をまぜて手作りで経口補水液が簡単に作れます。試してみて下さい。
手作り経口補水液の作り方
- 水500ml
- 砂糖20g
- 塩1.5g
これらをよく混ぜて溶かします
出典:環境省主催 平成29年度 熱中症対策シンポジウム 配布資料P40
2-2-4,トマトジュース
アサヒとカゴメ行った共同研究では、トマトがアルコールの分解を早めるという結果が出ています。
トマトに含まれる水溶性成分が、肝臓にあるアルコール分解酵素の働きをよくします。またアルコール分解に重要な働きをするピルビン酸の血中濃度を高める働きをしています。
吐き気があるとトマトは食べにくいでしょうから、トマトジュースを飲んでアルコールの分解を早めましょう。
2-2-5,コーヒー、お茶
コーヒーやお茶は、カフェインが含まれるため利尿作用があります。身体にある水分をさらに排出してしまい、適しているとは言えません。
ただし、頭痛がある場合、アルコールが頭の血管を膨張させて起こることが多いです。カフェインには血管を収縮させる働きがあり、頭痛を治すにはコーヒーやお茶が有効な場合があります。コーヒーやお茶を飲んだ時には、同量の水も飲みましょう。
2-3,水分の効果的な温度は約40℃
水分を吸収する小腸がもっとも活発に動くのは、体温に近い温度40℃です。冷たい飲み物を飲むと、胃は一次的に出口をふさぎ、体温になるまで温めます。その分、吸収に時間がかかってしまいます。
電子レンジで手軽に温められます。コップ一杯、500Wなら45秒、700Wなら30秒でできあがります。
しかし、身体が、どうしても冷たい飲み物を欲している時は、少量にしておきましょう。
3,二日酔いになりにくいお酒の飲み方

お酒を飲んでいると、自分が思っている以上に飲みすぎてしまいます。これはお酒が美味しいこと以外に、お酒に含まれるエタノールが脳を麻痺させ、一時的に判断力をにぶらせるからです。
二日酔いになりたくない人は、お酒とお酒の間に水を飲むことをオススメします。
洋酒をあつかうバーでは「チェイサー」、日本料理店では「和らぎ水」という言葉があるほど、昔から行われている飲み方です。水を飲むことで、体内のアルコール濃度を下げるだけでなく、酔いのスピードも緩やかになります。
特にアルコール度数の高いお酒を飲む時には胃腸への負担が大きくなります。水を飲むことで胃腸への刺激を和らげたり、料理を美味しく味わえる効果もあります。
4,もっと知りたい、二日酔いのメカニズム
飲んだアルコールは胃と腸で吸収され、血液に溶け込みます。これを血中アルコールと言い、肝臓で2段階の処理を行います。
4-1,アルコールを分解する
肝臓に送られた血中アルコールは、肝細胞の酵素によりアセトルアルデヒドという物質に分解されます。このアセトルアルデヒドは有毒で、独特の臭気と刺激性を持ちます。
これが飲酒時の動悸や頭痛、吐き気の原因になります。顔が赤くなったり、酒臭い匂いになるのもアセトルアルデヒドによるものです。
4-2,アセトルアルデヒドを解毒する
さらに肝臓では、アセトルアルデヒドを酵素で分解します。分解すると酢酸(アセテート)という無害な物質に解毒されます。酢酸になれば身体に害はなく、血液に戻されて循環するうちに、尿、汗、呼気となって体外に排出されます。
アルコールを分解・解毒する時に必要なのが酵素です。この酵素を働かせるには水が必要になります。
4-3,解毒できないアセトルアルデヒドは全身をめぐる
ただし肝臓は、アセトルアルデヒドを一度にすべて酢酸に解毒できる訳ではありません。肝臓が処理をできなかったアセトルアルデヒドも再び血液に戻され全身をめぐります。その後、再び肝臓に戻り、酢酸に分解されるまでこの循環が繰り返し行われます。
有害であるアセトルアルデヒドが全身をめぐっている状態を酔うといい、翌日まで処理できず残ると二日酔いになります。

まとめ
二日酔いとは肝臓で処理できなかった有害物質アセトルアルデヒドが翌日まで身体に残った状態です。
お酒を飲むと、アルコールによる利尿作用で身体の水分が失われます。さらに肝臓でアルコールの分解・解毒をする時にも水分を使うので、身体は脱水状態です。
二日酔いを早く治すには、糖分と塩分を含んだ水分をこまめに飲むことが大切です。身体の水分を戻し、肝臓がアルコールを分解しやすい状態に整えましょう。
